子育ての心得「父は忘れる」から学ぶ

子育ての心得「父は忘れる」から学ぶ

こんにちは。manaellです。

 

みなさんは、「人生の参考書」となる本や、言葉がありますか⁈  私は3冊あります。

 

1冊目は、記事でもご紹介した、ジョセフ・マーフィー著書の「マーフィー100の成功法則」

そして、2冊目は、デール・カーネギー著書の「人を動かす」

3冊目は、ディーパック・チョプラ著書の「宇宙のパワーと自由にアクセスする方法」です。

 

2冊目の「人を動かす」は、習得できて実践することができたならば、誰しもをも味方に付けられる人間術の教本です。詳しい内容については、記事の中では紹介しませんが、マーフィーの本と同様、一生の宝の本となります。しかも、こちらも1冊650円(税別)と、お手頃なお値段なので、是非、購入して読み込んで、自分のものとしていただきたいお勧めの1冊です。

 

3冊目の「宇宙のパワーと自由にアクセスする方法」は、レディー・ガガが、「私の人生にもっとも影響を与えた人物」として有名なディーパック・チョプラ氏の本です。ディーパック・チョプラ氏は医学博士でもあり、医師から見た目線、経験を通して説明してくれるので、とても説得力がありますし、わかりやすいです!こちらも1冊1400円(税別)と、ランチ1回分のお値段で、一生物の内容となっております。私にとって、この3冊は、出逢う前と後とでの人生を変えてくれた「宝の書」であります。

 

今回は2冊目の「人を動かす」の中で紹介されている、リヴィングストン・ラーネッドの「父は忘れる」という一文を紹介したいと思います。

 

これは、何度読んでも涙が出てくる一文で、子を持つ親御さんには是非読んで頂いて、心の中に留めて頂きたい一文であります( ̄^ ̄)ゞ

 

「父は忘れる」リヴィングストン・ラーネッド

 

坊や、聞いておくれ。お前は小さな手に頬をのせ、汗ばんだ額に金髪の巻き毛をくっつけて、安らかに眠っているね。お父さんは、1人でこっそりお前の部屋にやってきた。今しがたまで、お父さんは書斎で新聞を読んでいたが、急に、息苦しい悔恨の念に迫られた。罪の意識にさいなまれてお前のそばへやってきたのだ。

 

お父さんは考えた。これまでお前にずいぶんつらく当たっていたのだ。お前が学校へ行く支度をしている最中に、タオルで顔をちょっとなでただけだと言って、叱った。靴を磨かないからと言って、叱りつけた。また、持ち物を床の上に放り投げたと言っては、怒鳴りつけた。

今朝も食事中に小言を言った。食べ物をこぼすとか、丸呑みにするとか、テーブルにひじをつくとか、パンにバターをつけすぎるとか言って、叱りつけた。それから、お前は遊びに出かけるし、お父さんは駅に行くので、一緒に家を出たが、別れる時、お前は振り返って手を振りながら、「お父さん、いってらっしゃい!」と言った。すると、お父さんは、顔をしかめて、「胸を張りなさい!」と言った。

同じようなことがまた夕方に繰り返された。私が帰ってくると、お前は地面に膝をついて、ビー玉で遊んでいた。ストッキングは膝のところが穴だらけになっていた。お父さんはお前を家へ追い返し、友達の前で恥をかかせた。「靴下は高いのだ。お前が自分で金を儲けて買うんだったら、もっと大切にするはずた!」ーこれが、お父さんの口から出た言葉だから、我ながら情けない!

それから夜になってお父さんが書斎で新聞を読んでいる時、お前は、悲しげな目つきをして、おずおずと部屋に入ってきたね。うるさそうに私が目を上げると、お前は、入り口のところで、ためらった。「何の用だ」と私が怒鳴ると、お前は何も言わずに、さっと私のそばにかけよってきた。両の手を私の首に巻き付けて、私にキスをした。お前の小さな両腕には、神様が植え付けて下さった愛情がこもっていた。どんなにないがしろにされても、決して枯れることのない愛情だ。やがて、お前は、バタバタと足音を立てて、2階の部屋へ行ってしまった。

 

ところが、坊や、そのすぐ後で、お父さんは突然なんとも言えない不安に襲われ、手にしていた新聞を思わず取り落としたのだ。何という習慣に、お父さんは、とりつかれていたのだろう!叱ってばかりいる習慣ーまだほんの子供にすぎないお前に、お父さんは何ということをしてきたのだろう!決してお前を愛していないわけではない。お父さんは、まだ年端もいかないお前に、無理なことを期待し過ぎていたのだ。お前を大人と同列に考えていたのだ。

お前の中には、善良な、立派な、真実なものがいっぱいある。お前の優しい心根は、ちょうど山の向こうから広がってくるあけぼのを見るようだ。お前がこのお父さんに飛びつき、お休みのキスをした時、そのことが、お父さんにははっきりわかった。他のことは問題ではない。お父さんはお前にわびたくて、こうしてひざまずいているのだ。

 

お父さんとしては、これが、お前に対するせめてもの償いだ。昼間こういうことを話しても、お前にはわかるまい。だが、明日からは、きっと、良いお父さんになってみせる。お前と仲良しになって、一緒に喜んだり悲しんだりしよう。小言を言いたくなってもこらえよう。そして、お前がまだ子供だということを常に忘れないようにしよう。

お父さんはお前を一人前の人間と見なしていたようだ。こうして、あどけない寝顔を見ていると、やはりお前はまだ赤ちゃんだ。昨日も、お母さんに抱っこされて、肩にもたれかかっていたではないか。お父さんの注文が多すぎたのだ。

 

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人を非難する代わりに、相手を理解するように努めようではないか。どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみようではないか。その方がよほど得策でもあり、また、面白くもある。そうすれば、同情、寛容、好意も、自ずと生まれ出てくる。全てを知れば、全てを許すことになる。

イギリスの偉大な文学者ドクター・ジョンソンの言によると  ー  「神様でさえ、人を裁くには、その人の死後までお待ちになる」 まして、我々が、それまで待てないはずはない。

 

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最後の文は「人を動かす」の一文ですが、読んでみてどうでしたでしょうか⁈  私は涙が自然に溢れ出てきました。゚(゚´ω`゚)゚。

 

赤ちゃん〜子供という存在は、本当にピュアな存在で、「無償の愛」を与えてくれます。親、特に母親に対する愛情といったら、それはそれは大きくて深い愛情です。

私も子育て中は、夜に子供たちの寝顔を見て、よく「1人反省会」をしたものです。

親が子を育てるのではなく、子に親が育てられるんです!

ですので、大人の目線で子供を見て叱りつけたりするのではなく、子供の目線になって、一緒に遊んだり、泣いたり笑ったりしながら、子供と一緒に心豊かな素敵なお父さん・お母さんになって欲しいと切に願います☆彡

H.I.S. 家族の素敵な思い出つくりに