精神科病院ってどんなところ⁈
こんにちは、manaellです
今回は、「精神科病院に入院している人たちは、毎日どんな生活をしているのか⁈」をお伝えしていこうと思います。
精神科にも、急性期と慢性期がありまして、急性期はまだ薬でコントロールできていない、状態の悪い方が入院するところなので、生活も何もありません!野鳥の森状態です!
なので、ここでは慢性期の患者さんの1日をお伝えしますね!
精神科病院の朝
精神科病院の朝は、爽やか(*^▽^*)! には始まってくれません(T_T)
大体の方が、寝る前に飲んだ眠剤のおかげ様で、ボーっとしていて起きられないところを、起こすことから始めます。
そしてもう一つ。外はお日様が顔を出して、陽の香りで気持ちの良い朝でも、精神科病院の朝は放尿や尿失禁*便失禁する患者さんのおかげ様で、ところどころ排泄臭漂う状態で、朝をむかえます。
1部屋1部屋ドアを開け、体温などを測りながら声かけてして、患者さんを起こして回ります。
返事だけは良い患者さんが多く…。「はい」とすぐに返事をして、そのまま本当に起きてきてくれるのはほーーんの一握りの決まった方たちだけ…。残りの方はそのまま2度3度と声かけしてそれでも起きず、最後に一喝されてようやく起きてきます。
勿論、夜中一睡もせずに徘徊していたなんて患者さんも珍しくなく、そんな方は、目の下にクマさんを飼いながらただひたすら歩き回っています。
起床→検温→食事→朝薬 というのが、朝の流れです。
午前中の活動
朝食後、2時間ほど経つと今度は作業療法に参加します。
作業療法とは、ぬり絵をしたり、音楽を聴いたり、料理を作ったり、体操をしたりと、曜日ごと、患者さんごとによって内容は異なりますが、何かをみんなでやることで、人とのコミュニケーション力を培い、社会性を身につける場のことです。
そしてこれも一筋縄ではいきませんΣ(-᷅_-᷄๑)
明らかに「眠いだけでしょう…」と思うのですが、「ちょっと具合が悪くて…」「お腹が痛くて…」などなど、小学生のような言い訳を並べてサボろうとします。
基本、慢性期の患者さんは、入院生活に慣れてしまい、「THE!怠け者!」の刻印を押したくなるほど、自分のやりたいこと以外のことで動こうとしません。
たまに潔く「昨日寝てない!眠いから行かない」なんて言われると、「う〜ん、何て正直者なの!」と思ってしまい、そのまま寝かせてあげたりします!
職員も人間なのですd( ̄  ̄)
精神病の症状ではなく、もとの性格がもろに出るのも慢性期の患者さんの特長だと思います!
そして作業療法が終わるとラジオ体操!このラジオ体操も時間は様々ですが、日課としている病院が多いです。私が現在勤めている病院は第1しかおこないませんが、以前お世話になった精神科病院では第2までやってました!
やったことありますか⁈ラジオ体操第2…。すごーくハードでビックリしますよ❗️
作業療法→ラジオ体操→食事→昼薬 が午前中の流れです。
午後の活動
午後は入浴の日以外、基本フリータイムです。
外に外出できる方は外出したり、外出できない方はテレビを見たり、音楽を聴いたり、寝たりと、静かに時は… …流れてくれません‼︎
何故って、「かまってちゃん」な患者さんたちの、来看攻撃とナースコール攻撃が始まるからです!
ナースコールをした患者さんのもとへ行き、用件を尋ねると、「何だっけ?」や「ただ押してみただけ」なーんて返事も多々あります (°_°)
精神科の職員は忍耐強くないと務まらないのであります T_T
自由行動→おやつタイム→夕食→夕薬→自由行動→就薬→消灯が午後から消灯時間までの流れです。
精神科の患者さんの関心ごと
ズバリ‼︎精神科の患者さんの関心ごとは次の4つです d( ̄  ̄)
1.おやつ 2.水 3.金 4.タバコ
以上の1つ、2つのことを朝から晩まで心配し、考え、要求してきます!
毎日が同じことの繰り返しです。
そして、そんな毎日を快適に過ごし、退院したくないという患者さんが大半なのには驚かされます。
退院の話がでても、なんやかんやと理由をつけて、病院に残ろうとします。
そして、家族の方も退院には とても消極的です。
病院にいてもらった方が自分たちが楽なのはわかりますし、ご自宅で看るのはとても大変なのもわかりますが、「退院」の文字を出した途端に、分かりやすく超逃げ腰になるご家族を見ていると、なんだか寂しくなります。
日本はまだまだ「世間体を気にする人」が多いんだなと実感させられます。
ザザっとお伝えしましたが、まぁー、朝から晩まで、いろんな意味で「賑やか」なのが精神科病院です d( ̄  ̄)
ごく一般の会社勤めの方は、週休2日で月曜から金曜まで5連勤なんて、当たり前の話だと思いますが、精神科病院に勤めていると、そんなわけで異常に精神が疲労困憊します。
なので、5連勤なんてしてしまうと、最終日は「なんか薬飲んだっけ?」なんて思うほど気持ちがハイテンションになるか、逆に疲れ果て、「何か背中に背負ってる⁈」と思うほどにズーンと沈んでいるか、どちらかのタイプに分かれます。
そんなわけで、精神科の職員達の間では、連勤は4連勤まで‼︎が常識となりつつあります。
6連勤なんて聞くと、「えっ⁈マジで?信じられない」と、シフトを作った上司にトバッチリがいったりする変な慣習があるのです。
職員も大変なのです (><)
これから精神病院の慢性期に勤めようかな⁈なんて考えている方は、ちょいと参考にしてくださいね♡
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